快勝譜も検証すれば疑問手が続々

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日曜日のアマ名人戦、なだれ三昧が2回戦で対局した相手は5,6年前までは世界アマの県大会準優勝や、秀策祭りのプロアマ戦にも出場している実力者だった方。
日頃の序盤研究の成果を信じて、ネームバリューに飲まれないように、中盤に入るまでは遅れをとらないように打とうと決めていた。

当方の白番で白10まで進んだとき、黒11の二間ビラキを見て堅実に打つ人だなと思った。黒13のケイマは必争点だが先に打たれて受けるのは車の後押しだからかまわず白14とシマる。
黒15には「少々シツコイな」という感じでまた手を抜いたが、さらに黒17ハネ。これには対応したが黒23と小ヨセのような手まで打ってきたのは、度重なる手抜きに怒って本気で取りにきたのかもしれない。
ここで白24と打ったのは、黒11を見たときに浮かんだ手で、そのために白16を他の大場より優先して打ったのだった。
しかし、これこそがヨセの手であり、白24では当然27またはAあたりに打つべきだった。
黒27と打たれて苦しくなった。

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小さく生きてしまうか、無理やり脱出するか迷った末に脱出することにしたが、そのために白28のような損な手も打った。
白38まで進み、次にかけられると封鎖されるなと覚悟したとき、なんと黒Aと隅を守ったのはどうしたことか。
このあと白は△△をエサにXから切断したうえ、白36からの千両マガリも打って中の黒を追いかけ回す展開になり、その余得で広大な模様もできて必勝態勢になった。

この碁といい、3回戦の負け碁といい、注意深く打っているようでも、あとで検証してみると簡単にわかる悪手がたくさんある。
相手にもミスがあるから勝ったり負けたりするのだが、さらに勝ち進むには明らかな疑問手をなくすこと条件だ。

ほとんど日は暮れているのに、いつまで道は続くのか。
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