形勢判断は実力のバロメーター

(テーマ図) 昨日のNHK杯で解説したのは河野臨九段だった。詰碁の大家らしく、右辺の黒の死活に関する解説はさすがだなと思った。 しかし形勢判断に関しては、中盤過ぎに2度ほど下坂美織二段に聞かれて「黒がリードしている」とそっけなかった。向井千瑛五段完勝の碁だったせいでもあるだろう。 解説者にもいろいろ性…
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(NHK杯)向井千瑛、堂々の勝利

「私の一手」に登場した向井千瑛五段が取り上げたのは、やはり47手目の黒△だった。右辺の白をにらみながら、下辺からの黒模様の立体化を目指す手だ。 結果はどうあれ、なだれ三昧が実戦で多用する打ち方で、このような手が勝着になった時は気分も爽快になるからやめられない。 今日の白番は山田規喜九段だが、攻めっ気の強い向井の棋風を考慮して…
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出雲大社に行ってきた

    (正面は出雲大社の拝殿・本殿はこの奥にある) 毎年恒例の弓削中八期生のバスツアー。 今年は男子18名、女子7名、合計25名が参加した。 メーンは60年ぶりの遷宮行事で盛り上がる出雲大社だ。 岡山で関西組と合流し、岡山道、米子道を北上し、真庭市の神庭の滝、蒜山高原、倉吉美観地区巡りを経て三朝温泉泊まり。2日目の昨日は、…
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(NHK杯)恐るべき17歳

きょうのNHK杯は、アマ本に参加したのでテレビ観戦はできなかった。 先ほど録画の最後だけ見たら、なんと「私の一手」に余正麒三段が登場しているではないか。 相手が小林覚九段だから苦戦するだろうと予想していたが、堂々の中押し勝ちのようだ。 17歳で初出場も凄いが、タイトル経験者の大ベテランを相手に回しての勝利で、また一つ箔…
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アマ本因坊戦東部地区予選の結果

      (画像をクリックして拡大) 第59回アマ本因坊戦の広島県東部予選に参加した。 トーナメント戦の参加者49人のうち、我が城町道場は3割を占める14人がエントリー。 成績は、2人が2勝して3回戦まで進出したのが最高で、3人が1勝した。 残り9人が初戦で敗退したが、なだれ三昧も当然のようにその中にいる。 …
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藤沢里菜初段が狙う仰天の最年少記録

        (黒潮ロードに沿って土佐湾が広がる) 15歳の一力遼三段と17歳の余正麒三段が、東西の超有望株であることは衆目の一致するところだが、こうなると当然藤沢里菜初段の活躍にも触れなければならない。 プロデビューしてから今月で丸3年が経った。この間十数人のプロ棋士が誕生したが、未だに棋界最年少ということをもってしても、小…
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(NHK杯)一力遼三段、来年の初出場はあるか?

          (山内一豊の妻・・高知城内にて) 余正麒三段のNHK杯出場は、昨年の活躍ぶりから当然と思っていた。 ところで当欄が、十代有望株の双璧に挙げる一力遼三段も、来年は初出場を果たしてもらいたいものだ。 NHK杯の出場者は各棋戦の成績と獲得賞金をもとに選抜される。 今月16日、伊勢市で行われた「おかげ杯」で、一力…
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いよいよ表舞台に登場する余 正麒三段

          (高知・桂浜 2013年4月) 関西棋院の有望株、17歳の余正麒三段の快進撃ぶりは昨年本欄でも取り上げた。 → 12月4日付け「トーナメント表を斜めに駆け上がる一力遼と余正麒」 これを書いた翌12月5日に、清成九段に敗れて棋聖戦の最終予選入りはならなかった。 しかし、余正麒三段の快進撃は続いていて、今…
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(NHK杯)なだれ三昧の選ぶ「今日の一手」

昨日の放送で、黄孟正九段の解説によれば、本田邦久九段が2度のコスミツケの妙手により優勢を築いたと強調していた。当然、「私の一手」には、どちらかのコスミツケが選ばれるものと思っていた。 しかし、先週の小松英樹九段に続いて、”失着”を取り上げたのは、常に最善手を追求するプロ棋士の矜持(きょうじ)を示すものと思う。 高尾紳路九段のブログ(…
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(NHK杯)本田九段、バツの悪そうな「破顔一笑」

本田邦久九段はちょうど30年前のNHK杯優勝者。表彰式でのあまりのハニカミ振りにビックリした。おしゃべりは相当苦手なのだろうというイメージが定着した。 今期は37回目の出場で最年長の67歳。 対戦相手の張豊猷八段は若手の研究会のリーダー格で伸び盛りの31歳。となると大方の素人の勝敗予想は勢いのありそうな張豊猷乗りだろう。 しか…
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(NHK杯)小松英樹九段の謝罪会見?

放送終了間際の「私の一手」に登場した小松英樹九段が、「ほんとうに申し訳ありませんでした」、と視聴者(ファン)に深々と頭を下げた場面である。 今日の対局は、小松九段が王立誠九段に白番4目半勝ちしたのだから、もっと明るい顔をしてもよさそうなのだが、彼が選んだ「一手」は、58手目、白Aと打った失着だった。 これで黒1子を取れていると錯…
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幻の快勝譜

昨日のアマ名人戦の相手は、自分よりかなり若い方だったので、「一応年長者なので握りますよ」と言って握った。彼は黒石1個を置き、握った白石は奇数だった。 そのとき彼は「やった!」と小声で言いながら両のこぶしを突き出してガッツポーズをとった。 黒番が得意らしいが、少しムッとした。 白2を敢えて左上隅に打つことで、相手の注文をはずすこ…
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1回戦ボーイ健在なり

         (画像クリックで拡大表示) きょうは朝日アマ名人戦の広島県東部地区予選があった。 勇んで出かけたが、結果はいつも通りの「行った、打った、負けた」。 地区代表2人をかけたトーナメント戦のエントリーは45人。城町道場からも12人が参加した。 戦績は2勝が1人、1勝が1人、あとの10人は初戦敗退…
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(十段戦第4局)井山の妙手か、結城の凡ミスか

あわや十段失冠か、と思った瞬間だった。井山裕太6冠に起死回生の妙手が出て踏みとどまり、決着を最終局に持ち越した。 図の場面、結城聡挑戦者が98手目に白1とケイマしたのを見て、そろそろ小ヨセに入ったなと思った。 ここまで白は下辺を先手で荒らしたうえ、右辺上方でも黒模様を削減したので優勢だったのだろう。 井山は黒2、白3を交換…
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(NHK杯)青木八段、筋悪を咎めた一手

仲邑信也九段を破った青木喜久代八段が選んだ「私の一手」は黒1のツケ。 その説明の言葉もよかった。 「このツケに対して、相手の受け方がよくわからなかったので、うまくいくかなと予想しました。(相手がどう受けても)断点が沢山あって白が困ったかなと内心思いました。」 この説明のように、白には×の断点があるうえに、黒1に対しどちらからハ…
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久しぶりの勝利

昨日、三菱囲碁同好会の春季大会があり、6季ぶりに優勝した。 昨秋と新春大会で連続して初戦敗退で悔しい思いをしたが、今回は無欲で戦ったのがよかった。 それというのも、ここ2ケ月というもの囲碁研究から遠ざかっていたからだ。 家で碁石を握ったこともないし、ネット碁も一切対局なし。城町道場もここ2週間は欠席している。 今回もどうせ勝てな…
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名選手必ずしも名監督たりえず

きょうは公立学校の入学式。ここ数年、定点観測よろしく小学校の桜の写真を撮っている。去年もその前も固いつぼみだった。今年は一転して満開を過ぎてしまったが、爆弾低気圧にも耐えて記念写真に彩りを添えたようだ。 新年度のNHK杯で、「私の一手」というコーナーを設けたことは大ヒットだと思うのだが、その前の「囲碁フォーカス」にはうんざりした。…
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わが意を得たNHK杯「私の一手」

第61期NHK杯が始まった。 初戦は加藤充志九段(先番)と関西棋院の今村俊也九段の一戦。 局面は加藤が77手目に黒1と下がったところからの折衝。 この黒1で黒2とポン抜きすることはできるのだが、白1と形良く渡られ、なおかつポン抜いた黒も不安定だ。 そこで黒1を捨て石に、黒3、5、7とシメツケ気味に打ったのである。 …
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39期名人戦(予選)が始まったが・・

新しいデジカメで撮った最初の写真はビオラ。シャープに写り色も鮮やかになった。8年前の5メガで5万円が、18メガで1万5千円、3Dも動画も何でもござれの優れものだ。 3週間休んでいる間も名人戦の行方が気にかかっていたが、今週、関西棋院で第39期の予選が始まった。 日本棋院は来週も対局が組まれていない。前期は10月27日に予選がスタ…
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気がかりな次期名人戦の行方

2010年秋、関西棋院の坂井秀至と結城聡が相次いで碁聖、天元を奪取した。翌年早々、同じ関西の井山名人が棋聖と十段に挑戦し、十段位を手にした。 2011年の春、関西は4冠を占めて大いに盛り上がったのである。 2年後の現在は井山1人が6冠を占め、1人で脚光を浴びているようだが、おっとどっこい関西棋院勢の躍進は続いているのである。 …
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