来年の囲碁界は劇的な若返りの年

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2013年も本日が最終日。気がつけば紅白も佳境に入っているようだ。

昨日の記事で、余りにも対照的に明暗が分かれた井山と張栩の実績を示した。
特に趙治勲以来のグランドスラムを達成し、2度も5冠を誇った張栩の急ブレーキは異常だ。

ちょうど今朝の読売に、張栩が陥落した棋聖リーグの山城宏戦の総譜が載っていた。
こんな記述があった。
「地にからかった張が、山下敬吾九段との棋聖戦七番勝負を経て意識的に棋風を変えつつあることはよく知られる」

ということは、4年前の第44期棋聖戦で、当時4連覇中の山下を破って奪取したあと棋風変更したようだ。
しかし、その後碁聖、十段、王座を相次いで失い、最後に残った棋聖位も今春井山に明け渡して無冠になったので、棋風変更は裏目に出たようだ。

記事はさらに続く。「成果も約束されない勇気ある挑戦だが、張は自分の可能性を信じ、あえて決行している」ーと。

張栩の心境を忖度するならば、5冠を保持し1強時代を築いたが、いつまでも実利とコウに強いという1枚看板でなく、厚み志向でも地位は揺るがないところを見せたかったに違いない。
成功すれば張栩の評価は数段階上がり、坂田英男、趙治勲に並ぶ名棋士と称されるはずだった。

張栩の不運と誤算は、9歳も下の井山が自分のペースをはるかに凌駕して急成長したことだろう。
しかもここ数年、井山効果で十代若手の台頭が著しく、34歳になった張栩がタイトルをかき集める可能性は少ないと思う。

どんな世界でも、ひとたび若い人が頂点に立ったら、ロートルが復権することはまず不可能で、一気に世代交代が進むものだ。

2014年は井山より若い有望棋士(村川大介を筆頭に一力遼や余正麒・・・・)が、井山に続けと平成四天王を打ち負かす場面が多く見られそうだ。


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