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zoom RSS (NHK杯)真似は危険な伊田戦法?

<<   作成日時 : 2015/02/01 19:54   >>

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ベスト8の平均年齢が27歳だとか。準々決勝は有望若手が続々登場するので、どんな打ち方をするのか興味津々である。
第1戦は伊田篤史八段(20歳)VS.黄翊祖八段(27歳)。
出だしに黒の伊田が高中国流を布き、白のAの裏ガカリに黒Bと低く受けたが、解説の王銘琬九段は「最近ちょくちょくみられる。伊田は好んで打っている」とのこと。高中国流だからバランスを取ったのか。白Cと3線に低く構えたのも同じ意味だろうか。
数手進んで黒1と模様を大きく構えたとき、そろそろ白は荒らしに行かねばとの解説だっが、白2と一旦模様の接点を押し戻してから白4と中空から入る。
ここは「耳」と言われる急所にあたる。
このような大模様の対峙になったら、先に荒らしに入った石を分断して攻め上げるべしというのが数多の棋書の教えだ。解説者も黒イあたりに打つものとして参考図をいろいろ作っていた。
しかし伊田は黒5と打ったのでメイエン先生も首をかしげていた。

素人見には上辺の地を守っただけの消極的な手に思える。すかさず白は隅からコスミツケを打ち、続く手で「耳の手」から「犬の顔」にして上辺で胡坐をかく。ここまで上辺の黒は両方から利かされ凝り形である。
黒5と打った手は、本因坊戦でみせた伊田の「網走スベリ」に匹敵するような不思議な手だと思う。。

犬の顔になって一安心となった白が右上隅にケイマにカカったとき、黒は肩ツキからポンヌキを許して強引に外に回って大きく「犬」の捕獲にかかった。
ここは黒の網にもスキがあり、眼形も作れそうな広い場所なので、白としても動かざる得なかったようだ。
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結果は図のように白16子がまるまる取られてしまった。白は必死に攻め取りにしようと頑張るが、解説者によると白の一団の手数は6手とのこと(7手のようでもあるが・・)。
結局攻め取りにもならず黒9目半の大差勝ち。
さすがに本因坊戦で井山の大石を召し取っただけに、伊田の石取りはすごい。

このような伊田の打ち方は、素人が鑑賞して楽しいが、うっかり真似をすると痛い目にあうにちがいないと思った。


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