「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS 一力の対局はすべて「好取組」

<<   作成日時 : 2015/01/11 17:35   >>

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大相撲初場所が始まった。新聞は白鵬の大鵬超えを煽るが、どうせ今場所でなくとも達成することだ。それよりも怪物逸ノ城が爆発するかどうかの方が最大の関心事ではないか。
昔の新聞の取り組み欄では毎日5,6番の好取組が太字で表示されていた。今場所で言えば逸ノ城絡みの取り組みはすべて太字といった具合だ。

囲碁に当てはめると、一力遼七段が登場すればすべて好取組ということだ。まして相手が河野臨九段となれば、解説の石田秀芳24世がいうように「事実上の優勝戦」も過言ではない。
両者の昨年の活躍は記憶に新しいところであるが、日本棋院年間勝ち星ランキングで見ても、河野は50勝(26敗)でダントツの1位。一力も36勝(14敗)で堂々の4位にランクされている。
因みに2、3位は許家元二段45勝、藤沢里菜二段40勝である。十代も半ばのトリオが揃って井山プラス平成四天王を凌駕しているのが愉快この上ない。

対局の方は黒番の河野が大模様に構え、白の侵入のムリをとがめて大きな確定地ができたので勝勢かと思っていたが、後半白が追い上げて逆転したようだ。
いつものように中盤から居眠りしていて経緯はわからないが、序盤で印象に残ったのが上図の進行。

黒Aとツメたところで石田解説。「上辺、左辺と広いところはあるが、そろそろ黒の大模様に目線がいくところだ」
どこから手をつけるかと注目していたら白1のオサエだった。黒2では1線にハネてワタリを妨げるのもあるそうだ。ここは白もワタる時期ではなく白3ととぶ。黒4ツメはいいところで白5と外に顔を出す。
このあと黒は2目の頭を叩くと白は一間トビツケからサバいていくのだろうが河野は1線ハネでワタリを拒否し、簡単には治まらせないぞという作戦をとった。

白1のオサエはよく見る手だが、なだれ三昧の棋風?では絶対に打てない手だ。大模様の端の方をちょっとかじるような手に見えるからだ。だから右辺や下辺の広いところに単騎で打ちこむことが多い。
当然、圧倒的に黒石の多いところなので徹底的に攻め上げられたうえで、相手に確定地を与えて負けるのがオチだ。

この図を見ながら感じたのは、白1から動いたのは右上の強い白に近いところだということ。
われわれクラスの碁だと、この図のあと黒が下手をすると右上黒の一団が攻められることにもなるかもしれない。
周りに全く援軍のないところへ、単に模様を荒らすだけの目的で深入りするのが愚の骨頂だと改めて思ったところだ。

一力七段、事実上の優勝戦に勝ってあと3勝でNHK杯獲得へ。


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