「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS またまた梶原武雄の「白2敗着の図」について

<<   作成日時 : 2014/09/04 23:55   >>

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布石で優位に立とうとするならば、1手目から自分の目指す碁形になるように工夫を凝らさなければならない。
そこで昔から象徴的に取り上げられるのが、梶原武雄九段の「白2敗着なり」の教えであろう。
当欄でも過去2回取り上げたことがある。
     →白2敗着・過去の記事@
     →白2敗着・過去の記事A


白江治彦著「だれも言わなかった碁の上達法」のなかに、梶原が院生を特訓する情景の描写がある。そこで今までとは形の違う「白2敗着」の話があった。

上の図のように、院生が白2と打つと、それは敗着だ、と扇子が飛んでくるとある。

この話には前段があって、1手目の黒が小目に打ってそこでも扇子が飛んでいるのである。
黒1と星に打たねばならぬというのが梶原理論。

梶原が院生師範をしていた当時の時代背景を考えると、コミ碁の出現が影響しているようだ。
コミなし時代の黒は、戦わずに先着の効を維持できる小目でよかった。当時の対局では、黒3目勝ちというのが最も多かったらしい。
しかし、コミを出すためには1手目から戦い指向で、そのためには星でなければならないという理屈らしい。

逆に、コミを貰える立場の白は、急戦を避け、手厚くゆっくりと打つべきである。
そこで白2では白A以外には考えられない、というのだ。理由は黒1からもっとも離れた隅だからなのだ。

このように盤上では常に黒が1手先行して有利に戦いを進めることができるし、そのように配石してくるだろう。白はわざわざ不利な戦火の中に入ることはないのだ。
梶原は黒1、白2の2手の解説だけで、院生講義2時間の大半を使ったという。

翻って現在の碁では、梶原が目をむいて怒りそうな手がいくらでも打たれているが、幼少時代の特訓が身に沁みついた上での新たな工夫を凝らしているに違いない。

意味もなく打ち方を真似ているアマと異なるところだ。

 なだれ三昧の囲碁メモ・・・「白2敗着」のこころを意識せよ





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