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zoom RSS 張栩棋聖の名誉称号獲得は崖っぷち

<<   作成日時 : 2013/01/31 23:38   >>

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第2回女流秀策杯の審判長を務めた小林光一九段は、名誉3冠としても名高い。
現行の七大棋戦では、5連覇または通算10期で名誉称号が与えられる。
これまで9人の棋士がこの栄誉に浴しているが、複数持っているのは他に趙治勲名誉2冠だけである。名誉3冠というのがいかに偉大な記録かがわかろうというものだ。

早速調べてみた。
9人の棋士が、計12の名誉称号を獲得しているが、第1号は1956年の高川秀格(本因坊)で、1965年の坂田栄寿(本因坊)、1975年の石田秀芳(本因坊)と続く。
ここまではほぼ10年に一度だったが、七大棋戦制度が確立した80年代に入って藤沢秀行(棋聖)、大竹英雄(碁聖)、趙治勲(名人)、加藤正夫(王座)と各棋戦で名誉称号が誕生した。
残りの5つは、次の通り全て90年代に達成されたものだが、その内容にも驚かされる。
1990年 小林光一(棋聖)
1992年 小林光一(名人)
1992年 小林光一(碁聖)
1993年 趙治勲 (本因坊)
1993年 林海峯 (天元)

5つの棋戦でほぼ同時期に集中している。それだけ各棋戦でタイトル保持者の防衛が多かったということだ。
林海峯以外は5連覇達成のあとも防衛し続け、小林は棋聖8連覇、名人7連覇、碁聖6連覇し、趙治勲にいたっては史上空前の本因坊10連覇を達成したのである。

これらの名誉称号獲得の歴史をたどってみると、坂田・秀行、竹・林、三羽烏、治勲・光一という一時代を作った棋士と合致する。(三羽烏の武宮正樹は、本因坊6期獲得も5連覇がなく不運に泣いた)

さて、林海峰名誉天元誕生から丸20年間も名誉称号が誕生しないのは何故だろうか。

治勲・光一の猛威がようやく治まり、平成四天王の時代になった。

彼らの初タイトルは2000年の山下敬吾(碁聖)、2001年の羽根直樹(天元)、2003年の張栩(王座)、2005年の高尾(本因坊)で、四天王でタイトルを争奪する状態が続く。

しかし、これまでの2強時代と違い、4人で争えば連覇は難かしくなるばかりだ。

ようやく4強から抜け出した張栩が、趙治勲に続いて史上2人目のグランドスラムを達成し、同時5冠を保持するにいたり、残る勲章は名誉称号のみと思っていただろう。
それが、たった2年で井山裕太に逆転の5冠を許し、無冠の危機に立たされるとは。

現在行われている棋聖戦七番勝負は、井山が勝てば6冠とグランドスラム達成となる。
2年前の張栩の立場が、オセロのように井山側にひっくり返る注目の一戦だ。

しかし、張栩にとっては4連覇、そして来年に最後のチャンスとなるであろう5連覇に向けて、絶対に負けられない戦いだ。

逆に井山が勝ったら1強時代が磐石になる。
名誉称号は取り放題かもしれない。(1強時代を作った謝依旻の例もある)


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