「なだれ三昧」の石音メモランダム

アクセスカウンタ

zoom RSS 井山の軌跡から見える勇者の条件

<<   作成日時 : 2012/12/01 22:38   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

画像

大相撲で歴史に名を残す3人を選べといわれたら躊躇なく双葉山、大鵬、白鵬を挙げる。
優勝回数や連勝記録なら千代の富士、北の湖、貴乃花、朝青龍などもいるが、小生の価値観に合わないのだ。
この3人に共通するのが、一気に頂点に上りつめるスピード感である。
入幕するや大勝ちを続けて、3役をすいすい駆け抜けて横綱になるパターンだ。
しかも横綱になってからの安定感は抜群である。
だから日馬富士が連続全勝優勝したといっても、途中で挫折を繰り返していることから横綱は維持できない思っている。

現在の棋界で、この論法にかなうのは張栩棋聖と井山5冠だろうか。
そこで両者の軌跡を調べてみたのが、冒頭に掲げた表である。(表をクリックして拡大)

これで判明したことは、通算勝ち星などで最年少記録を更新しつつある張栩棋聖よりも、はるかに速いスピードで井山が記録を塗り替えながら驀進していることだ。

資料は日本棋院のHPから採取した。2人の七大棋戦における年度ごとの状況を示す。
張栩は20歳で棋聖と本因坊のリーグに入り、しかも本因坊はいきなり挑戦者になる。翌年もプレーオフに進出するも挑戦できなかったが、その翌年本因坊と王座を奪取。23歳であった。
初の七大タイトル獲得から6年後には5冠を達成した。

一方、井山は17歳で棋聖リーグ、18歳で名人リーグ入りするや即挑戦者となる。このときは張栩名人に惜敗したが翌年、20歳で名人奪取に成功。この年には棋聖、碁聖の挑戦者決定戦にも進出した。
井山の5冠は、張栩の初タイトルから6年に対し、僅か3年で達成されている。

張栩は七大タイトル全てにリーグまたは本戦以上に在籍すること8年に及ぶが、今期は天元、碁聖、十段の3棋戦で1、2回戦で敗退しており、シード落ちした。明らかに不調である。
井山も既に4年間維持している。

こうしてみると、井山が初リーグ、初タイトル、5冠達成のいずれをとっても張栩の駆け上がるスピードを上回っている。

小生が、来年1月から始まる棋聖戦で、井山が張栩から奪取する確率九割と広言する所以である。

名横綱、名棋士の条件である「頂点に立ってからの安定感」に関して言えば、張栩はH21年の十段奪取により5冠達成した後は、次々に失冠していったのでその資格を失った。

井山に関しては、いまのところ名人を失冠しただけだが、これ以上の失冠は許されない。
5冠のうち3つくらいは、このまま5連覇して名誉称号を取るくらいでなければ、100年の歴史に残る名棋士にはなれない。

井山を熱烈応援するなだれ三昧は、かように考えているのである。


.

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
井山の軌跡から見える勇者の条件 「なだれ三昧」の石音メモランダム/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる