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zoom RSS 今年の七番勝負は面白くない?

<<   作成日時 : 2012/10/06 23:03   >>

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この局面は現在進行中の第37期名人戦第1局の封じ手の場面である。
黒1コウ取りに山下名人が白2とコウ立てした。ここで挑戦者の羽根九段が封じたのだが、翌日開封された封じ手は大方の予想通り黒3ツギだった。
「封じ手」は、七番勝負が持ち時間8時間の2日制だから存在するもので日本独自のものである。
そして解説者が毎回のように言うのは、封じ手のタイミングと戦略の妙についてである。
昔から対局者は封じる時間が近づくと、局面が複雑で着手候補が多岐にわたるように仕向け、なお且つどちらが封じる側になるか等も作戦のうちにする。
観戦者も当然封じ手の予想をあれこれ思い巡らすのが楽しみとなる。
だから、この手しかないという封じ手では興趣がない。

今年の棋聖戦七番勝負(張栩棋聖対高尾挑戦者)でも、平凡な封じ手が多く見られたような気がする。
テレビやネットのプロ棋士の封じ手予想を見ても、今年は的中することが多い。

また今年は七番勝負で致命的なポカが出ているのもガッカリさせられる。
代表的なのが本因坊戦第5局での山下本因坊。一瞬の手拍子で井山にタイトルを献上するハメになった。
上に掲げた名人戦第1局でも、終盤に羽根の敗着になった大ポカがでた。テレビで見ていたが、山下名人が着手しているときに、既に羽根は碁笥から石をつかんでおり、僅か1秒で打ったのが正着の隣だった。秒読みに入っていたとはいえ魔が差したとしか思えない。

こういうことでは、2日制の碁ならまだまだ中韓に負けないなどという解説が虚ろに響くばかりだ。


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これは昨年の名人戦第6局の封じ手場面。
挑戦者山下の白1に対して井山名人は黒2。
ここで山下が封じた手が白3だった。すると黒4に白5.かまわず黒6と進行した。
こんな進行になると解説者の着手予想などは当たらない。打たれた後でなるほどこういう意味です、さすがに対局者は先を読んでいますねと解説されることによって、我々は凄いなあと感動するのだ。
井山が絡むとこんな展開になる。

次の七番勝負(棋聖戦)には、是非とも井山四冠に登場願わねば、というなだれ三昧の願いは、こういうところからきている。



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