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zoom RSS (NHK杯)依田九段の「筋場理論」講座

<<   作成日時 : 2012/07/15 21:13   >>

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黒番の趙善津九段は13年前、趙治勲25世の本因坊戦11連覇を阻んで一躍有名になったが、それほどの実力者でありながらその後は七大棋戦のタイトルに恵まれていない。
対する小林覚九段も平成7年に棋聖位、碁聖位を奪取。それどころかこの年NHK杯でも優勝して大ブレークしたのだが、やはりその後はタイトルが取れていないという似通った境遇?にある。
きょうは依田紀基九段のユニークな解説があったので、記録に留めておきたいと思う。
依田九段の考え出した筋場理論というのだそうだ。
局面図の白△△のような2子がある場合、相手の黒石がくっついていないほうのイ、ロの2点が筋場であり、ここに相手の石を打たせるようにするのだそうだ。
逆に白がイまたはロに打つと空き三角の愚形なので絶対に打ちたくない場所であり、そういう場所に黒石を誘導すれば白△△の石によって黒が裂かれ形になる。
つまり、空き三角と裂かれ形は表と裏の関係である。
実戦も依田九段の解説どおり白1〜黒4となったとき、白5とアテ返し黒イの筋場に打たせた。白5でイにツぐ手は筋場理論に反するので絶対に打ってはならない。

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この局面になったときに、再び依田流筋場理論の説明があった。
今度は白△△△の3子だが、右側には黒石が2つくっついている故、左側が筋場になるのだが、既に黒□の石が筋場に打たされた状態であり、黒が一手損をしているという。
続いて白1、黒2となった現局面で、白イにツケて、黒ロ、白ハとなればまさしく黒ロは筋場にきていて白の思う壺だ。
黒ロは”ツケコシ出るべからず”にも反するので、白イに対しては黒ニと下をハネることになるだろう。
実戦は白イではなく2路下にツけ、このあたりから乱戦模様になったが、2箇所で筋場に打たされた黒が苦しいという、一貫した依田九段の形勢判断だった。
しかし楽観気味に打っていた白に対して、大ヨセ段階で黒がしぶとく稼ぎまくり、依田九段も黒が良くなっているようだと言い始めたところで、小林覚九段が投了した。
趙善津九段の中押し勝ちだった。

筋場理論はまだ消化不良だが、自分の打ちたくない場所には、逆に相手の石を誘導するということだけは覚えておきたいと思う。


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