「なだれ三昧」の石音メモランダム

アクセスカウンタ

zoom RSS (NHK杯)今村九段の打ってみたかった布石

<<   作成日時 : 2012/07/01 20:51   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

画像
棋風を単純に2分するならば、実利派と厚み派ということだろう。
今日の今村俊也九段と加藤充志九段は、どちらも厚み派に属する。
そこで両者とも2連星という、珍しい出だしになったようだ。
だが、今村に関しては、同じ厚み派といっても、「世界一厚い男」という代名詞が一般に知れわたっているくらいだからケタが違う。今村が続く2手で上、下辺の星に構えたのを見て、なだれ三昧は、テレビを意識してことさら格の違いをアッピールしているのかなと思った。
続いて今村は、図のように黒1、3と2間に高くカカったあと黒5と、徹底的に中央志向である。

小松英樹九段も、黒1が打たれたとき、見たことのない珍しい手だと解説していたが、年に何万局と打たれるプロの碁でも、これと同じ布石の碁はないであろう。

われわれがこんな打ち方をすると、なんと布石が悪いことよと嘲笑されるに違いない。
小松九段はあとで、「最近、今村九段が(星に)2間高ガカリを打ってみたいと話していた」と言った。やはりその場の雰囲気だけで、いい加減な手を打っているわけじゃないんだ。

棋士たるもの、361路の碁盤上で自由奔放に打ちたい手を打って、新しい形の棋譜を作るというのは碁打ち冥利に尽きるというものだろう。

このあとも、小松九段の解説で「ここは今村さんだからこうは打たないだろう」というようなコメントがいくつもあったし、意外な手も続出したが、世界一厚い男の持ち味は十分に出ていた。
着手の意味はよくわからないが、戦術・戦略の一貫性を大切にしているのだなと感じ取れた。

勝負のほうは、布石の善悪というよりも、中盤の2度にわたるコウのフリカワリで明暗が分かれることになった。
186手完。白番の加藤充志九段の中押し勝ち。


.

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
(NHK杯)今村九段の打ってみたかった布石 「なだれ三昧」の石音メモランダム/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる