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zoom RSS (本因坊戦第3局)のた打ち回るのも強者の証し

<<   作成日時 : 2012/06/06 23:10   >>

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99手目に井山挑戦者が黒1の勝負手を放ち、山下本因坊が白2と受けたところで、午後4時の放送開始となった。小林覚九段の解説によれば、黒1、白2の交換があれば、のちに黒9に切断する手段があり、なお且つ上方黒Aあたりが利けば白の大石に生きがないという。
井山は解説どおりに黒3、5を決めて黒Aの利きを作った。このとき小林九段が、白イ、黒ロに白ハとキる妙手を発見して、黒9の切断はムリと断じた。井山に見落としがあったようだとも。
井山も誤算に気づいたらしく、一旦黒7と備えたのだが、続いてどういうわけかムリといわれた黒9を断行し、解説通りの進行で自滅してしまった。この120手目の段階で小林覚九段は投了ですねと言っていた。
黒1と白2、黒3から白6までの交換は大損なので、顔を立てるために打ったのかもしれないが、本因坊が間違うはずがない。気づいた段階で策戦の練り直しをするべきが、短気を起こしてしまったようだ。

さらに驚いたのは、解説がタオルを投げた120手目から270手で投了するまで、さらに150手も井山が粘ったことだ。放送終了後の3時間、左下隅から上辺にかけて次々コウができる攻め合いは、解説なしでもハラハラドキドキの手筋の応酬を十分楽しめた。
覚九段の言うように所詮勝ち目のない碁だったかもしれないが、井山の執念と底力を見せつけられた。

これで井山の連勝は10でストップしたが、改めてその軌跡をたどってみる。

@2月09日 ○本因坊リーグ 瀬戸
A2月16日 ○名人リーグ   溝上
B2月25日 ○大和証券準決 秋山
C3月01日 ○十段戦挑戦1 張栩
D3月08日 ○本因坊リーグ 河野臨
E3月19日 ○十段戦挑戦2 張栩
F3月24日 ○大和証券決勝 25世治勲
G3月29日 ○本因坊リーグ 羽根
H4月05日 ●十段戦挑戦3 張栩
I4月09日 ○碁聖戦準々決 片岡
J4月12日 ○名人リーグ   内田
K4月18日 ○十段戦挑戦4 張栩
L4月30日 ○碁聖戦準決勝 瀬戸
M5月03日 ○王座戦本戦  河野臨
N5月07日 ○碁聖戦挑決  山下
O5月10日 ○名人リーグ  張栩
P5月15日 ○本因坊挑戦1 山下
Q5月21日 ○棋聖リーグ  淡路
R5月28日 ○本因坊挑戦2 山下
S6月06日 ●本因坊挑戦3 山下

最近20戦は、挑戦手合いが7戦、リーグ7戦、トーナメント6戦という豪華?なもの。
これで挑戦手合の2敗のみであとは全勝というのだから、恐れ入る。
平成四天王は影が薄くなった。
本因坊奪取の後、碁聖、王座と今年中に5冠達成は間違いないだろう。


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