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zoom RSS (十段戦第4局)必死に追いすがる張栩、突き放す井山

<<   作成日時 : 2012/04/18 23:37   >>

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黒1、白2と気持ちのいいシボリを決めた後、井山十段が107手目に黒3と打ったところ。
何と言っても中央で白5子を捕獲した黒の厚みは絶大で、上辺に巨大な地ができそうだ。当代随一の実力者がこう打ったからには、勝利宣言と言っていいだろう。

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少し進んで白がジワジワと黒地を値切ってきたが、黒1で上辺は一気通貫で3線までが完全な地になり黒の勝ちは動かないとの解説。
続く178手目、白2ハネがきても、井山の黒陣はどんな矛がきても受けきれる盾のように鉄壁に見えた。

しかしさすがに張栩。当代随一の座を渡してなるものかと、ここから繰り出す矛はどんな盾でも突き通す勢いで暴れまわった。

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上辺の狭い範囲で左→中→右と、白石が暴れまわった残骸である。
最後は265手目に全ての白を殺して終局になったが、解説によると途中で、左上及び上辺中央で白に生きる手段が生じていた。
だが、一部のみの生きでは勝てないと張栩が頑張りコウに持ち込んだのだが、コウ材が黒に多く万事窮したものだ。

勝敗は動かなかったが、最後に見せた張栩の執念は感動的ではあった。
しかし、この碁のハイライトは序盤からの井山のゆるみのない厳しい打ち方にあり、それが大差で勝利宣言の一手を打てる形勢に導いたのだと思う。

井山が十段位を防衛して2冠を維持し、いよいよ本因坊奪取に向けて出陣である。
相手は昨秋名人位を奪われた山下本因坊・名人。
このリベンジ戦も、大きなドラマを生むに違いない。

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