「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS (NHK杯)治勲を知悉するコバコウの有益解説

<<   作成日時 : 2012/01/08 17:54   >>

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先番趙治勲。昨年新設されたマスターズカップでは、「25世治勲のための棋戦」と言われるくらいの強さで優勝した。しかしなだれ三昧は惨敗(1勝7敗)した名人リーグの内容から持ち味の粘りが失われたと危惧しており、きょうの戦いぶりに注目している。
白番の坂井秀至八段は関西の元気の源になった碁聖位を失冠したばかりで、再起のために相性のいいNHK杯で一発長打がほしいところだ。
それはさておき、解説の小林光一九段の明解な語り口から、勉強になったことがたくさんあったのが収穫だった。
上の局面で白1、3とワリコミからのツッパリは、左下の折衝が一段落し、白イのコウ材ができた瞬間に敢行された。黒ロに謝るしかなく、白の厚みが盤石になった。
全局的に見れば大どころは沢山あるが、さすがに神経が行き届いているものだと思った。
解説は「ムダのない利かし」と言っていた。
小生の碁なら、先手だからという理由だけで白イを打ってしまいそうである。これは代償のない無駄な利かしだ。
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さて黒が謝った場面で白はどこに打つか。
小生ならば、天元よりもさらに大きく中央の模様を拡大するにちがいない。
しかし、コバコウは左下黒1子をゲタで封じておくべきだと力説。模様を拡大しても、この黒が動き出したら中を荒らされてさっぱりだという。
果たして坂井は白1と打つ。石の切断とはここまで恐れるべきものだ、と教えられる。
白1に守られると、今度は黒が踏み込まずにはいられない。解説は黒イあたりと言っていたが、実戦はさらに黒2と中に入る。そうなると白は囲う姿勢では勝てないという。
白3と攻めかかった。

ここまで治勲は4隅を取っており、得意のシノギ作戦になった。
中が広すぎて取れる石ではないが、白はほぼ封鎖した形で外勢も張り、小さく生かす打ち方。
この途中、生きが判然としない状況で、治勲が黒Aと手抜きして右上を守ったのには解説者もビックリ、相手の坂井も苦笑いだ。
殺されそうになるのが大好きという治勲の面目躍如の一手だった。
ギリギリでシノギが見えているのならば、黒Aの先着は莫大な手。これが勝着だったと思う。

この碁は259手まで打って終局。黒の8目半勝ちとなった。
なだれ三昧の心配をよそに趙治勲25世の圧勝であった。



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いつもブログ楽しみにしてます(^^)

趙が右上に打ったときはビックリしました(笑)

私もあの手が勝着だと思います。

これからもブログ楽しみにしてます(*^o^*)
シュウコウ
2012/01/10 21:04
シュウコウ様
コメント有難うございます。勝手なことばかり書いていますが、これからも至らないところはご指導お願いします。
なだれ三昧
2012/01/10 22:17

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