「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS 朴廷桓九段の碁を眺めながら

<<   作成日時 : 2012/01/17 23:48   >>

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昨年8月、世界囲碁選手権・富士通杯で優勝した韓国の朴廷桓九段は今月やっと19歳になる。。
十代で九段というのもビックリだが、この優勝で箔が付き、12月の世界ランキングも李世ドル、古力に次いで3位につけている。因みに井山は29位、張栩は45位であるから、その凄さがわかる。
日本の棋士が年末年始3週間の休みに入っている間にも、中・韓では普通に対局されていたようだ。
そのなかで5、6、7の3日間、中・韓のトップ棋士たちによる交流戦があった。
囲碁データーベースのHPに、棋譜がアップされているので見学していたのだが、朴廷桓九段は中国の古力、李普A檀嘯等の一流どころを相手に、3日間で7局も打っている。
棋譜を追っていると、攻められて苦しそうな石が、いつの間にか相手の石を攻める形に変わることも多く、変幻自在という感じだ。
アマの上手が下手を翻弄しているが如くにも見える。ほとんどが中押し勝ちの6勝1敗。

専門家は、「秀策」を並べなさい、と決まり文句のように言う。
だから、ほとんどの棋士は、秀策の碁から学べるものは全て吸収している筈だ。
コンピュータソフトに例えたら、秀策は初期の頃の名作なのだと思う。
その土台の上に新しいアルゴリズムが加えられ進歩する。
いわば、現代の棋士は「秀策」のバージョンアップ版なのだ。

米長が負けたとき、「序盤は得意の形にするのに成功した」と語ったが、それは土台のところは同レベルだったが、そこから先はバージョンアップされたボンクラーズの方が優ったということに他ならない。
似たようなことが囲碁界でも見られる。
昨年も井山を除く日本のトップ棋士が惨敗続きだったが、中盤過ぎまで優勢だった碁も多くあった。
そのことをもって、今後期待が持てるという評論をよく目にした。
米長と同じで、甘いと思う。
なだれ三昧だって県代表を相手に20手くらいは互角に打てる。

人は誰でも旧バージョンを捨て、新バージョンに乗り換える。
昔と違って、最新の棋譜がいくらでも手に入る現在、果たしてコミのない時代の秀策の打ち碁を時間をかけて並べなさいというのは有益なのだろうか。

世界の最新バージョンともいえる朴廷桓の碁を眺めながら、そう思った。




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