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zoom RSS (棋聖戦第1局)何故だか締まらない七番勝負の予感

<<   作成日時 : 2012/01/12 21:20   >>

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BS放送解説の坂井秀至八段は一昨年、碁聖戦で初めての挑戦手合を戦った。
相手は当時4冠を誇る張栩とあって、大方の予想は1勝できれば御の字だったろう。
しかし、先行されながらも食いついて最終局にもつれ込むと、見方は変わった。
挑戦が決まってから、坂井はこの難敵の碁を何百局も徹底的に調べ、弱点をつかんでいたという。かくして、関西棋院に29年ぶりとなる七大タイトルをもたらしたのだ。

張栩棋聖と高尾紳路九段の番碁は5回目になる。お互いに相手を知り尽くしており、坂井のような事前対策など不要かもしれないが、それだけに大勝負の気負いが全く感じられない。
高尾は相変わらず直前まで馬に夢中だし、張栩も「よんろのご」の普及に走り回る姿が目についた。ファンだけが熱を帯びるというのもムリな話で、淡々と観戦するしかないようだ。
初日の両者も淡々と打ち進め、76手目を張栩が封じたが、感動するような見せ場はなかったと思う。

図は5手までの局面だが、坂井解説で一つの啓示を受けた。
実戦は高尾紳路九段の先番であるが、張栩棋聖がもし黒番だったら、黒の出だしの3手は実戦の「コモクからケイマ」か「☆☆の中国流」、あるいは「コモクと◎(またはミニ中国流)」の3通りと決めているようだ、との解説。
6手目、実戦白イのカカリは、ロの方からカカるのも多い。すると聞き手の高倉梢アマが「ロにカカった場合はどうなりますか?」「白ロ、黒イのとき白がスベッて、黒が尻にツケたらどうなりますか?」と矢継ぎ早に質問する。
坂井八段は訥々とではあるが、しっかりと図を示して対応していた。

啓示を受けたというのはこうである。
まず、黒を持ったら最初の3手をどう打つか3種類ほど決めておく。
その次は相手の出方によりAならこうする(こういう定石でいく)、Bならこうするという枝分かれを3種類ほど選んでおく。
これを積み重ねていけば、自分の得意とする近未来の碁形を頭に浮かべながら、打ち進めることができるのではないか、ということである。
実際には3種類の手に対する3種類の応手は、5手先で240種類、10手なら2万種類になるから不可能であるが、せめて一手進むごとに、3×3×3=27種類くらいは考えながら打ちたいものだと思った。



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