「なだれ三昧」の石音メモランダム

アクセスカウンタ

zoom RSS 127年前の古棋書に遭遇した

<<   作成日時 : 2011/12/09 23:55   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 1

画像今日、所用のついでに図書館に寄り、閲覧してきた。
本の題名は「囲碁独り稽古」という。
三原市立図書館のHPで、「囲碁」で検索したら250冊がヒットする。
眺めていたら、発行が1884年という本が目についた。
どうせインプットミスだろうと思ったが、そこは人一倍物好きななだれ三昧のこと、わざわざ確かめに行ったのだ。
司書が倉庫を探索すること5分余り、手渡された本は和紙にタイプ印字したか、もしくはタイプしたものを刷ったもののようだ。糸で綴じた製本も手作りである。
それでも間違いなく明治17年に、定価6銭で全国に販売された出版物である。

画像
            (画像クリックで拡大)
編者の前書きがあって、第1図は57手までの布石を表わしている。4スミを順に高目(当時は大目と称したらしい)に打ち、小目に入るパターンで、現在でも通用する定石の見本を教えているようにも見える。
このような図が12ページ続いている。個々の着手に対する解説はない。

画像
最後の第12図も4子局の例だが、4スミとも白がケイマにカカり、黒大ゲイマに受け、そのあとの打ち方の変化を示している。
コメントに「如此而後可始戦」とある。まあ、「このように打って、この後戦いに入る」ということだろうか。

編集者の土居十郎、発行人の三木半兵衛はいずれも尾道の人だ。
この本を上梓した1884年は、本因坊秀策の死後22年しか経っていない。
二人は、虎次郎(秀策)の後ろ盾になった尾道の囲碁好き旦那衆につながる人であろうか。

先刻、尾道市立図書館の蔵書を検索したのだが、キーワード「囲碁」では680冊がヒットした。三原市の3倍近い数だ。さすがに、囲碁で町興しをしているだけのことはある。
しかし、ほとんどの本は1980年以降のもので、最も古いものは69年の出版だ。
このあたりは、まだ底が浅いところがあるようだ。

古書「囲碁独稽古」は、三原の倉庫に眠っているよりも、秀策記念館(尾道市因島)で展示して、広くファンに公開すべき第一級の資料だと思う。

他の人気囲碁ブログ →こちらから



.





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
べっ、べつにアンタのためじゃないんだからね!d(´∀`*)グッ♪ http://e29.mobi/
俺だ
2011/12/25 15:53

コメントする help

ニックネーム
本 文
127年前の古棋書に遭遇した 「なだれ三昧」の石音メモランダム/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる