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zoom RSS 発展途上の尻ツケ(?)定石

<<   作成日時 : 2011/12/06 22:02   >>

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白1は中国流のAを一路はずしたもので、日曜日のNHK杯でも張栩棋聖が打っていた。
数年前にはベトナム流とでも名づけようかと話題になったが沙汰やみになったようだ。
しかしこの夏、この手の創案者の河野臨九段が「スモール中国流布石徹底ガイド」という解説本を出したことから、名称問題は決着がついたようだ。
もっとも中国流にはミニ版があるので、当然「ミニスモール中国流」という名付け方になり、なだれ三昧的には少々違和感があるのだが。

一方、黒2のツケも、近年急速に打たれ始めた。
白をスミに閉じ込める手段として、黒Bが定石であるが、黒2はより厳しい打ち方で韓国始発と聞いている。
プロで流行れば、当然我々も真似をする。
今では、比較的勉強をしている人は、過半数が黒Bより黒2を打つ。そしてこのあとの変化もほとんどが流行り始めた初期の定型に落ち着くようだ。
途中でどちらかが変化した(間違えた)暁には、一寸先は闇の世界に突入だ。
高尾の基本定石事典でも、わずかに3例しか変化図が示されてなく、未だ決定版はないのだから仕方がない。

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棋聖戦リーグ、(黒)羽根直樹九段対(白)河野臨九段戦で、羽根の尻ツケ(黒1)に対して、河野が新手を打った。
河野は高尾たち6人でマンションを借り、週3日の研究会を開いている。先月の囲碁将棋フォーカスでも研究会のことが特集されていた。
その下北沢研究会で編み出したのが、白6、8の手段だった。

読売の観戦記には「黒5のコスミに、なんと河野はノータイムで白6と意表の肩突き。羽根が1分で黒7に這うと、再びノータイムで驚きの白8のハサミ。これは尋常ではないー」
「ノータイムの連発で、しかも予想だにしない新手を打たれた羽根、さすがに手が止まった」とある。
そして、河野の新手の極め付きは、断点を接がずに打った白12だった。

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白1とオシてから白3と大きく構えた。
黒△に切らせたが、新手3連発で中央の厚みは全局を圧しており、早くも白優勢といえる。
この碁は132手の短手数で河野の圧勝に終わるが、今年最も活躍した羽根でさえ、苦吟しても相手の術中にはまってしまう新手の威力を見せられた1局だった。

そして考えたことだが、この新手は中・韓相手に繰り出して貰いたかった。それでもヤッパリ簡単に対処されて、最後は負けてしまうんだろうなと思うと、彼我の力量差が悲しいばかりだが。

ところで・・・・この尻ツケ作戦については、どんな名称をつければいいのか。
スモール中国流に続いて、解説本を出すにも、「尻つけ作戦」では格好が悪い。




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