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zoom RSS 囲碁のまち尾道の新棋戦(女流秀策杯)への独り言

<<   作成日時 : 2011/12/19 22:16   >>

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土、日にかけて、第1回くらしき吉備真備杯こども棋聖戦が開催された。
奈良時代に、わが国に初めて囲碁をもたらした吉備真備に因み、倉敷市が新設したものだ。
この大会の特色は、小学生を高学年と低学年に分けたことだ。
夏の少年少女大会で山下敬吾、井山裕太が小2で優勝した特異な例はあるが、習いはじめて2〜3年の低学年を5、6年生と同じ土俵で戦わせるのはやはり無理がある。分けたのはグッドアイデアだと思う。

ここ数年でこのような囲碁のイベントが、全国的に立ち上がりつつあるのは、ファンとして心強い限りだ。地元の広島アルミ杯は、今年から日本棋院の公式戦に格上げされたので注目度も上がるだろう。

倉敷市の隣は福山市。ここでも去年から囲碁を中心とした朝鮮通信使のイベントが開催されている。
その隣の尾道市は言わずと知れた囲碁のまちである。
全国から猛者が集まる本因坊秀策まつりは、この夏59回目を数えた。
昨年は女流アマ都市対抗戦や囲碁サミットも開催したし、各種の市民大会がいくつもある。

そこに、また新しいイベントが誕生する。
女流版の秀策まつりである。
年明け1月28〜29日に開催される「第1回女流秀策杯」は女流プロ8人とアマ8人のトーナメント(優勝賞金50万円)。
すでに女流プロのメンバーは、秀策まつりの常連小西和子八段をはじめ、地元ゆかりの巻幡多栄子三段(ご両親が因島出身、ちなみに息子は前記こども棋聖戦で準優勝している)、矢代久美子五段、佃亜紀子五段、奥田あや二段、それに万波奈穂二段などが決定している。
対するアマの出場者は3名が主催者推薦、5名は全国から募集し予選で決定する。

さてここで、無粋な性格のなだれ三昧は、ついつい冷水をかけるようなことを書いてしまうのだ。

主催者推薦の3人とは、いずれも地元の学生で、うち2人は今年1月に女流アマ名人戦県代表になりながら、大震災で本大会が中止になり、悔しい思いをした当時高3のHさんと小4のFさん。
大震災後はこの大会に限らず、イベントの自粛ムードが強く、プロ野球の開幕日を巡って、あのナベツネ氏が世間から袋叩きにあう一幕もあった。
余りの自粛(萎縮)ぶりに、小生も一筆したためたところだ。
http://hasunatu.at.webry.info/201104/article_2.html

そういう経緯もあるし、主催者としては地元の希望の星をプロアマ戦の表舞台に立たせ、秀策まつりへの関心を高めようとした意図はよく分かる。

しかし、いきなりプロアマ戦の本戦に推薦するのは、やりすぎだと思う。
予選に出したら勝ち抜けないことを、主催者自らが認めているのではないか。
それは、将来のある若者に対する冒涜である。
堂々と予選を戦い、負ければ来年、再来年に本戦に登場する日を、温かい目で見守る、というのが筋ではないのか。

一度推薦した以上、来年も引っ込みがつかなくなるだろう。
全国から応募してくれる人たちのチャンスを、むざむざ狭めることも問題だが、折角参加してくれたプロ棋士に対して、失礼極まりない話だと思う。
トーナメントでは、プロ側が、潰してしまわないように片八百長的な碁を打つ恐れさえも危惧される。これではチャリティか指導碁だ。

今となっては贔屓の引き倒しで、蕾みのうちから摘んでしまう愚を犯す結果にならないことを願うばかりだが、主催者が勝手な思い入れでする運営は、折角立ち上げたトーナメントの格式を貶める素であることを強く戒めたい。

Hさんは7月の秀策まつりで、四段戦2勝2敗だった。また6月に母校の同窓会で元校長の I先生と記念対局したのだが、白を持って完勝した先生は、あとで「まあ、まだ3子くらいかな」と言ったという。

Fさんは、4月の中国本因坊戦のとき、親善戦に三段で出場していたが、城町道場のSIMAさんに負けて予選枠抜け出来なかった。
ところがわずか3ヵ月後、秀策まつりに五段戦で登場し、堂々の3勝1敗だった。
さすがに強くなる小学生のスピードは桁違いだ。5ヶ月後の現在は六段に近い棋力かもしれない。
それでもまだ、賞金レースに予選なしで推薦出場させることに、異を唱えるのは小生だけの偏見だろうか。


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