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zoom RSS (NHK杯)ギザギザした手を打って、美香八段自滅す

<<   作成日時 : 2011/07/03 19:36   >>

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女流最後の登場は、久しぶりに関西棋院の吉田美香八段。
女流枠が限られているなかで、8回目の出場というのは立派だ。
最近はタイトルから遠ざかっているが、昨年は広州アジア大会に日本代表で出場するなど大活躍であった。

対する相手は緑星学園で山下道吾本因坊の先輩、加藤充志八段。

ベテラン同士なのにこれが初手合わせで、美香八段は対局前のコメントでも「ぶつかっていきます」と言ったが、それは相手の方が年上だとばかり思っていたからという。

実際は美香八段の方が3歳年上である。
所属も異なり、相手は棋聖リーグなどで活躍しているから、先入観があったのかもしれないが、大事な対局を前にして相手を研究する準備は万全だったのか気になっていた。

果たせるかな、解説の溝上知親八段が首をかしげる疑問手が続出して、序盤から終始劣勢で、美香八段にとって悔いの残る碁になってしまった。

局面図で言えば、
@ 美香が序盤18手目に白1と、右上にヒラキを兼ねてカカったとき、黒2、4とツケオサエを打たれコリ形にされたこと。
溝上もツケオサエは当然と言い、局後の検討では加藤に白1は逆からカカったら、と指摘されていたくらいだ。

A 54手目、上辺の白△。打った瞬間、なだれ三昧ですらイヤな感じがした。
奈穂は連絡しましたねと言ったが、溝上は不満気だった。「こう打ったからには右上のスミにトビ込むような手段を考えなくては」とフォローはしていたが・・・

局後に美香が言った言葉が気に入った。
「この手(△)は最悪だった。ギザギザしていて・・・。打つなら一間トビだった」

B 下辺で白Aとヒイたのが62手目。黒B、Dと、打ったばかりの白2子を取られたうえに、地を稼がれた。
普通の流れでは、白AではBと抱えるはずなのに、左方の白一団が危ないと思ったのだろう。それに、白Aから中央の黒に寄り付いて元を取る方針もあっただろうが。

C 最後のチョンボは74手目、白◎のハネだった。
記録係の28秒の声のあと、「アイタ・タ・タ」と言いながら打った手だ。

ここは解説にもあったように、当然白イのヒキであるべきで、黒ロ、白ハとなれば、黒が治まるのは容易ではないと思われた。
白◎にハネたためにイの断点を守る1手を損した。攻守が完全に逆転した。

さすがの吉田美香八段も10年ぶりの出場で、持てる力の半分も出せないでは完敗もやむを得なかった。



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