「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS 布石に思想を叩き込むと碁が楽しくなる

<<   作成日時 : 2011/06/07 23:57   >>

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現在では七番勝負のみが二日制であるが、昔はザラにあった。
王座戦トーナメント、橋本昌二九段対梶原武雄九段戦は、名だたる長考派同士で一日目に9手しか進まなかった。
封じ手の手番だった梶原は、困り果てて無意識に呟いた。
これが有名な 「今日の蛤は重い」 である。

七番勝負の1日目朝のBS放送が4月から30分に半減されたので、放送に入る着手はせいぜい5〜10手である。
解説者は布石の一手一手の意味を、詳細に説明せざるを得ない。
それでいて、実戦の進行は、まるで解説通りにならないのが面白いところだ。

きょうの城町道場で対戦したNIMOさんは、序盤に熟慮して工夫するタイプである。
白番のなだれ三昧も、じっくり思索を巡らせて打とうと思った。

黒9の大ゲイマ。
小ゲイマか二間と思っていたので、ここに付け込む準備として、白10とカケた。すると黒11と上辺を守った。
こちらの意図を外しにきたようで、白10では、白ロの外ヅケの方が良かったかなと反省しながらも白12と間を割った。
これでスミと、白Aのウチコミを両ニラミしているつもりである。

黒13と応じたのは、白イを期待し、スミで生きて封鎖されるより、小さく捨てる作戦らしい。
相手の注文を外すために白14と応じた。
これを捨石に外回りにつき、上辺の黒を大きく攻めることを構想した。

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白22まで決めて、待望の白24打ち込みである。
このあと両者とも拙い打ち方になっているが、結果的に黒45のハネアゲが時期尚早だったようだ。
白46を打つとき、本因坊戦で山下がこんな感じの手を何度も打っていたなあと思った。

これで上辺のパラパラした一団を攻める体勢ができ、全局の展開をリードできた。

独りよがりとはいえ、序盤で一手一手に思想を吹き込みながら打つと、勝敗は別にして碁が楽しくなる。



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