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zoom RSS (碁聖戦第1局)羽根の絡み攻めを軽妙にシノぎ、坂井逆襲

<<   作成日時 : 2011/06/23 19:47   >>

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本因坊戦挑戦中の羽根直樹九段が、初防衛を目指す坂井秀至碁聖に挑戦する5番勝負が始まった。

最近の羽根の快進撃は、つとに話題になっているが実態を調べてみた。
直近3ヶ月の成績は次のとおりである。

@ 3月24日 名人戦(リーグ) ○ 結城 聡 天元
A 3月24日 桐山杯(予選A) ○ 小県真樹 九段
B 3月31日 本因坊戦(リーグ) ○ 王 立誠 九段
C 4月14日 碁聖戦(準決勝) ○ 25世本因坊治勲
D 4月21日 王冠戦(本戦)      ○ 志田達哉 四段
E 4月28日 王座戦(本戦1) ○ 小林 覚 九段
F 5月11日 本因坊戦(挑戦1) ● 山下道吾 本因坊
G 5月16日 棋聖戦(リーグ) ○ 加藤充志 八段
H 5月19日 碁聖戦(挑戦決定戦) ○ 林 子淵 七段
I 5月24日 本因坊戦(挑戦2) ● 山下道吾 本因坊
J 5月30日 王座戦(本戦2) ○ 25世本因坊治勲
K  6月3日 本因坊戦(挑戦3) ● 山下道吾 本因坊
L  6月6日 棋聖戦(リーグ) ○ 井山裕太 名人
M  6月9日 名人戦(リーグ) ○ 25世本因坊治勲
N 6月15日 本因坊戦(挑戦4) ○ 山下道吾 本因坊

本因坊戦3連敗が印象に残るのは仕方ないが、負けたのはこの3番だけである。
三大リーグ5連勝をはじめ、錚々たるメンバーを相手に12勝3敗は凄い。
坂井碁聖は今年の成績が大きく負け越しており、戦う前からタジタジであろう。

さて冒頭の図であるが、開始早々、左下で見覚えのある形ができたのでビックリした。
なだれ三昧が、定石の手順について昨夜話題にしたばかりである。

注目して見ていたら、坂井碁聖の白16に対し、羽根九段はAの断点を守る代わりに、黒17を利かせてから黒19とサガった。
そして、白20の飛び出しに黒21と大きく構えた。

なるほど、定石事典にはなくても、いくらでも変化できるものである。


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74手目に白△と左辺の黒模様に単騎飛び込んでから、黒がこれを攻める形になった。
下辺の白にモタレて黒好調と見えたのだが、104手目に白1と利かし黒2に白3とカケツぐと、あ〜ら不思議、覚束なかった白が連絡しているではないか。
連絡されたとなると、黒はAの断点が気がかりである。

結局ここを後手で手入れしたために、白イのノゾキからロに打たれて、中央の黒が逆襲を受けるハメになった。
さすがの羽根も、この狭いところでは生きるのは無理だったようだ。
128手完、白中押し勝ち。

この碁の出だしに、左下で黒が高目の位置からケイマにカケた手は、羽根九段にしては珍しいと、結城解説にあった。
地を取ってシノぐ得意戦法でなく、Aの手入れを不要にして大きく構え、侵入した白を追いかけた末、連絡されると一気に自分が危なくなるという、最悪のコースを辿ってしまったように思う。

この敗戦が、本因坊戦第5局に悪影響を及ぼさねばよいが・・・



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