「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS スケールの大きい、依田九段の捨石作戦

<<   作成日時 : 2011/06/13 19:37   >>

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鈴木歩六段があと1勝と迫って脚光を浴び、同じく最終戦に敗れた中根直行八段が、「あア、リーグよ。されどリーグよ」と悔しがったという棋聖リーグが始まっている。

5月12日に打たれた、山城宏九段対依田紀基九段戦を並べてみた。

山城が、図の黒1とハネたのが53手目である。
白はイと受け、黒ツギに白ロで生きる。
この隅は、このように約束されていたところだ。

しかし、依田は約束を反故にして、白2のケイマで模様を拡げた。
山城は黒3、5と味をつけておいて、黒7と白を殺してしまった。
これは後手28目の手ではっきり実利である。

あっさり捨てた依田は、白8と模様に芯を入れる。
これで元は取れると踏んでいるのだろうか。

黒9とぼんやり消しに入る。
この手が中ぶらりんになるか、八方睨みの好手段になるかで勝敗の帰趨が決まりそうだ。

「捨て石」といえば依田の代名詞だ。
それにしても、余人には真似のできない豪胆さではある。

依田の新刊「石の効率がぐんぐん良くなる本」の能書きに、「効率を良くして、可能性の豊かな方へ向かっていけば必ず勝てる」とある。

白2、白8の連打はまさに、「可能性豊かな方向」を目指しているようでロマンがある。

(この碁の結果は182手完、白中押し勝ちだったが、捨石作戦はさすがに失敗だったようだ)






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