「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS (本因坊戦第2局)封じ手のオキ一発で山下グイグイ走り去る

<<   作成日時 : 2011/05/25 20:52   >>

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本因坊戦第2局も、山下本因坊の圧勝であった。

図は30手目に羽根九段が白Aと出たところ。
直前の白28も、少し居丈高な感じがしたのだが、それに輪をかけたような強引さだ。
羽根九段の棋風からすると違和感がある。
解説でも、白AではBが穏やかとある。

柳時薫九段のテレビ解説で勉強したことは、
@低い中国流に対し、白6も多く打たれていること。それが黒3から離れているから、黒7も有力な手。
A黒7と打ったからには13の方からカカッて、白6をハサンで攻めること。
B白14で先にコスミツケると、黒イとカケられて白が苦しい。黒15に打たせてからコスミツケること。
C白20コスミに、黒が一間トビなら白21コスミで窮する。したがって黒21は急所。
D黒23から27のコスミは大模様と、白の切断を狙う山下らしい打ち方。

じっくり打ってシノギ勝負でねばり勝ちが身上の羽根が、白28、30と性急に打ったのは、山下の黒27に過剰反応したのかもしれないと思った。
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図は少し進み、43手目に山下の封じ手黒Aのオキ、白Bの受けに、黒Cと大きく模様を拡げた。
こうなると、羽根の打ち込みと、サバキ具合が焦点になるのだが。

大きく模様を張られた白は、まず下辺に1手打ち込み、黒がその上にツケたとき、右辺に深々と打ち込んだ。

ここで解説は黒イとハサみ、白ロとツケ返す変化図が山のように提示されたが、山下の打った黒△のブツカリは、素人クサイ故にプロは誰も予想できなかったに違いない。

封じ手のオキ一発で、白ハの手段を消し、身をひるがえした黒C、それに連動した黒△だった。

これで白は、軽いサバキではなく、小さく生きる道しかなくなった。

なだれ三昧は、横鉄柱のような黒△を見て、大舞台でもこんなゴツイ手を打てる山下に感服した次第である。

同時に、この時点で勝敗の行方は決ったと思った。



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