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zoom RSS 武宮正樹九段、不滅の大記録を回顧する

<<   作成日時 : 2011/05/20 21:39   >>

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図は、白が44手目に左上のオサエを打ったところ。
それにしても、4つの隅の形は、基本定石そのもの。
まるで定石の展示会だ。
初心者向けの例題図か、あるいはアマ初・中級が打った碁だと言われても、そうかと思う。
左上は純正大ナダレの途中で、次の黒はAかBかというところだ。

きょう、ジャスコの本屋さんで、「新ポケット定石100(日本棋院)」を立ち読みしていたら、コラム欄にこの図が載っていた。
第43期本因坊戦第5局(1988年6月)で、黒番は武宮正樹本因坊、白番は大竹英雄挑戦者である。

この本は、定石はただ手順を覚えようとしてはダメ、それに含まれるエッセンス、手筋を体得せよと教える。その証拠にプロは定石(の手順)を憶えなくても、実戦のヨミで最善手を打てば自然に定石形ができてしまうのだという。

本因坊戦挑戦手合いという大舞台で、武宮は黒45をAと打つのだが、この手にナンと!5時間7分もつぎ込んだ。
そして、局後に指摘されて、「へえ〜黒Aは定石なの?」と言ったという。
ここがコラムのオチであった。


このエピソードは以前にも聞いたことがあるので、本当かもしれないが、それは武宮の「おとぼけ」というものだろう。

おそらくは、AとBの得失について、普通の棋士ならば50手、80手先までの変化を読むところを、ほとんど勝負がつくまでのあらゆる変化を読んでいたに違いない。

折角だから、帰宅して棋譜をダウンロードした。
2回並べてみた。
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                 (クリックで拡大)
161手完、黒中押し勝ち。
序盤の印象と同じく、この碁は全般にレトロな感じがした。


このシリーズ、武宮本因坊は4勝3敗で防衛し4連覇を果たす。

しかし、5連覇なら25世本因坊獲得という翌期、趙治勲に敗れたのは悲運だった。
勝った趙治勲が、勢いで10連覇してしまったので、6期も本因坊位を獲得した武宮の悲願は叶うべくもなかったのだ。




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