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zoom RSS (本因坊戦第1局)どこまで深く読み切っているのだろうか?

<<   作成日時 : 2011/05/12 22:01   >>

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羽根直樹挑戦者が73手目を封じた手は、黒1のカケツギだった。
分断された黒の一方を手っ取り早く生きておこうとした。
ところが山下道吾本因坊が、白2と挑発すると、黒3と押した。
これは幸便に白4の守りを許し疑問との王銘エン九段の解説。
立会いの小林光一九段も、黒3、5は生きずにイに飛び出そうとしているが、上方の黒も狙われているのでイには出たくない、と説明した。

余談だが、昨夜の「たかお日記」で、封じ手はイの1点予想だと書いてあった。
実戦では否定されたわけだが、トッププロが封じ手予想をあからさまに公言するというのは、マナーに反する。
1点予想は競馬だけにしてもらいたいものだ。

黒5のノビに、白6と手厚く押す。
ここで黒ロとコスミツケて下辺白のワタリを封じてから事件が起こった。
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白Aの一手をすっぽかして、黒はスミにもぐりこみ、黒1と生きてしまった。
あっというまに白地がゼロになったばかりか、大石に1眼もない状態だ。
20手くらいに間に、まるでオセロのように状況が一変してしまった。

ここで、本因坊が打った白2ハネ出しからの手段が、観戦者を驚嘆させたに違いない。

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白1のハネ出しは104手目。
開始早々捕縛されていた左辺の白1子を、最大限に活用し白5、7、9と、あっというような手を繰り出して、白21のカケまで。見事な中央の厚み形成である。
これもまた、オセロの裏返しである。

この厚みを見て黒は左辺の飛び出しを断念し、すごすごと黒イに引き返して生きるしかなかった。

中央に白の厚みができると、右辺、上辺の左右、下辺の黒がはっきり生きていないだけに、はっきり白が打ちやすい形勢になったと思う。

山下本因坊が、終始リードを守り抜き、7目半の大差で先勝した。

それにしても、左下で根こそぎ荒らされながら、白1からの手段をしっかり用意していたとは、恐ろしいほどのヨミの深さではないか。



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