「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS 当然過ぎる井山裕太の十段奪取

<<   作成日時 : 2011/04/29 19:00   >>

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十段戦第5局は先ほど223手で張栩十段が投了し、井山名人がタイトルをもぎ取った。
これで両者2冠に並び、名実ともにトップ・ツーを形成することになる。

4局とも黒番が勝っており、最終局はニギリの結果が注目された。
井山に黒番が当たったが、だから有利だなどとは誰も思わないだろう。

果たして序盤に、黒33と深々と打ち込んでからは、最後まで激しい戦いの連続だった。
しろうと見には、下辺黒43のノビと、右上で猛攻を始めた黒71の手にはビックリした。
いずれも、先が読めない我々が打ったら、即敗着になりそうな手だ。
白の手では98から100のコスミが印象的だ。
圧巻だったのは、白208の1線のオキ。直前白206と打って大石がやっと2眼になったかと思ったのに、正直に生きるのではなく、こんな鬼手を見ていたとは・・・

勝負の行方は、白104から上辺の黒石が攻められるのを承知で、白の大石を攻め続けた黒が、不利な1手ヨセコウにも関わらず、攻めた効果でコウ材が豊富で勝ちきった。
形勢的にも、白が勝ちそうだった碁をコウで粘って勝った井山の底力は凄い。

考えてみれば、先の棋聖戦もコウが勝負を分けるカギになった。
即ち、
第1局・・・・・井山が下辺で絶妙なコウ仕掛けで勝った。
第2局・・・・・井山が左辺のコウ狙いにこだわり負け。
第3局・・・・・張栩が左下スミのコウ狙いにこだわり負け。
第4局・・・・・井山が取れてる石をヨセコウを嫌って取らず負け。
第5局・・・・・井山が無謀なコウ仕掛け、逆にコウで自滅。
第6局・・・・・井山のミスで大石をコウで逃げられ逆転負け
という具合だ。

世界で一番コウに強い棋士、といわれる張栩に対して、コウで互角以上に戦えるのは井山しかいない。
井山にはもう死角はないとはっきりいえる。


なだれ三昧は、棋聖戦で圧倒的な強さを見せ付けながら、終盤に信じられないミスで逆転される井山を見て、思っていた。
天は、国際戦での実績もない者に、棋聖・名人の併冠を望んでいない。
とりあえず十段だけで我慢しなさい、と。
言わば、十段奪取は筋書き通りの結果なのだ。

一時は5冠を保持し、グランドスラムを達成した張栩を、力でねじ伏せた井山にとって、喫緊の課題は国際戦での優勝経験だ。

そうなれば棋聖、本因坊も、黙っていても自然体で獲得できるだろう。
天が、そう望んでいるから・・・





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