「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS (NHK杯)今一歩伸びきれない黄翊祖八段

<<   作成日時 : 2011/04/10 21:31   >>

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今日のNHK杯は、黄翊祖七段対関西棋院の古谷裕八段。
黄翊祖は、18歳のとき、史上最年少で名人リーグ入りして、四段から七段に跳ね上がり、若手のホープとして嘱望されたが、今日で早くも24歳の誕生日を迎えた。
2歳下の井山名人に先を越され、タイトル挑戦直前まではいくのだが、あと一歩届かないので、華やかさに欠けるきらいがある。
6年連続となる今期のNHK杯では、大暴れして一花咲かせたいところ。

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序盤に面白い進行があった。
左下、白の一間受けが高いので、黒1と打ちたいところ。
白としても、黒の広すぎるヒラキに対して、当然ハサむところ。

このあと両者とも、お前はお前、俺は俺と、お互いの石を制したが、ここまで白のスミの石はまだ活力が残っており、白に不満がないワカレだと思う。

白はスミを動くのでなく、右上白10と肩に打った。
モタレ攻めは肩ツキから、という格言通りの打ち方だ。
黒に這われて地が損だし、なだれ三昧にはとても打つ勇気がないが、教科書は生きていると感心した。
実戦経過も、白がかなり優位に進んでいく。

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黒が右上隅の白にコウを仕掛けた。
左下で、白1とコウ立てを打ったところから、面白い展開になった。

黒は受けずに、黒2とノゾき、白ツギにコウを解消してしまった。
黒2は妙手で、白が左下に連打したら、右下からの大石が切断されて危ない。
そこで白5と一旦打ったが、次の白7が不思議な手だった。
解説は時間つなぎというが、黒8と構わず左下を取りきる。

白9としても、依然として白の大石は危ないから、結局中央で連絡せざるを得ない。
悠々と、黒は右上に手を回す。

白は1のコウ立てと、時間つなぎの7が空振りしてしまい大損をした。

もとはといえば、下辺で白△△を打ったのが稼ぎ過ぎだったのではないか。
ここは冷静に、白2と連絡しておけば、楽勝だったはずと思う。
これだけの損にも拘らず、終わってみれば黒の半目勝ちだったのだから。

大量リードでも、イッパイに頑張って逆転される・・・4月1日付けで八段に昇段した黄翊祖だが、今一歩という一面を見たような1局だった。

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