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zoom RSS 13日目に決着がついた女流名人戦第2局

<<   作成日時 : 2011/03/23 23:57   >>

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我らが城町道場では、全ての対局で、手合い時計(40分)を使用している。
アマの公式棋戦のために、慣れておく意味もあるが、時計を使用することによる緊張感が、真剣に碁盤に向かう一助になっている面が大きい。

しかし、時計のない時代はもちろん、明治、大正時代でも囲碁に時間制はなかった。
本因坊秀策19連勝で有名な、お城碁にしても、何日、何ヶ月にもわたって打ち継がれた一局の碁を、将軍の前で再現して見せる演出だという。

現在、最も長い持ち時間は、三大棋戦の挑戦手合いの各8時間だ。従って二日制となるので「封じ手」なる儀式がある。

3月11日の大震災の日、女流名人戦第2局が行われていたが、58手まで進行したところで中断になった。
囲碁将棋ジャーナルで見たが、盤面の石は散乱して飛び散り、すさまじい情景だった。
頻発する余震に怯え、打ち続けることは不可能だった。
そこで、三大棋戦以外では珍しい「封じ手」が行なわれたのだった。

その対局が今日、打ち継がれた。
画像

挑戦者の向井千瑛四段が、白1とノゾいたのが58手目。
謝依旻女流名人の封じ手は、黒2のツギだった。

これに対し、白はすぐにハにキることができないのは辛い。
白イ、黒ロ、白ハから順に黒ヘまで進行したが、黒ロの突き出しが大石の安泰と、実利の拡大の一石二鳥となった。

白は厚みをバックに、下辺からの黒一団を脅かしながら活路を見出そうとしたが、一度優位に立ったときの謝は、絶対に逆転を許さない強さがある。
167手で白が投了して、対戦成績が1勝1敗になった。

局後の感想で、謝は「他の対局もあり、この碁のことは考えなかった」と。また向井も「この碁のことを考えると、精神的に辛くなるので考えないようにしていた」と語った。

昔の碁打ちが、何日もかけるのは、四六時中、最善手を思案してのことなのだが、現代ではそういうことらしい。

我々と違って、碁盤が頭の中に入っている棋士のことだから、12日間も打ちかけの碁のことを考えないようにするというのも、大変な努力が必要だったろう。

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