「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS 安否が気遣われる東海新報(大船渡市)

<<   作成日時 : 2011/03/17 14:45   >>

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京大受験生が、解答教えて〜っと投稿したことで一躍名を馳せたヤフー知恵袋。
ここに、2年ほど前、「東海新報というローカルな新聞が、なぜネット上で人気があるのか教えて」と質問があった。
ベストアンサーは、「狭い地域に密着した話題(一般人の通夜や葬儀の案内から、〇〇さん宅で、なんとかの花が咲きました!まで)を報道しているから」というものだった。

しかし、この解答は誤りである。
確かに、この新聞は大船渡市に本拠をおき、隣の陸前高田市までをカバーする小地域の新聞だが、これがネット上で全国的に人気となっている理由は、そのコラム欄にある。

なだれ三昧は、10年ほど前から、「東海新報世迷い言」という名のコラムを、欠かさず愛読してきた。
大船渡近辺の政治や社会の動きを、地域のマスコミの視線で論じるのは勿論だが、広く日本の政治のみならず、世界中に目を向けての論調が、ネット人(幾分ネット右翼的?)の共感を呼ぶ内容なのだ。
朝日やNHkを初めとした、大マスコミの偏向報道にうんざりしている人にとって、東北の一地方都市発のコラムが、一服の清涼剤となっているのは確実だ。

そのコラムが、民主党の土肥隆一議員の韓国での行動を批判してから、3時間後に津波が襲ってきた。
以来、コラムはおろか、東海新報のホームページも更新がない。

いろいろ調べると、本社がある大船渡町は河口一帯に位置しているので、丸ごと被災したと思われる。
関係者の避難先を検索していたら、「碁石公民館、碁石コミュニケーションセンター」なるものが目に入った。

大船渡市には、「碁石海岸」という景勝地があり、碁石のもとになる黒色泥岩が海岸を構成しているとか。
日本の渚百選、日本の白砂青松100選にもなっているという。

コジツケかもしれないが、碁を愛好するものとして、このような場所にも無差別な攻撃を加える津波の脅威を実感する。

被災の前日(3月10日)の「東海新報世迷い言」を、そっくり貼り付ける。

締めくくりにある言葉、「既知体験などアテにならないのが天災というものだ」。

正鵠を射る!とはこのことだ。

東海新報と世迷い言子の、一刻も早い復活を願うばかりだ。


http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi
☆★☆★2011年03月10日付

 沿岸養殖漁業に大被害をもたらしたチリ地震津波の襲来から1周年を数えたばかりの昨日昼前、今度は三陸沖を震源とする地震が発生、太平洋沿岸に津波注意報が発令された。同沿岸に押し寄せた津波の最大が大船渡で60aというその規模はともかく、「発生」したということ自体が今後への警鐘だろう▼昭和35年、海の向こうのチリからはるばる押し寄せた〈初代〉は、沿岸各地に甚大な被害を与え、特に気仙沿岸は最大の被災地となった。その後50年経った昨年2月28日、再びチリから〈2代目〉が訪れ、養殖施設などに外見の潮位からだけではうかがわれない深刻な爪あとを残していった。それから1年後のまた〈招かれざる客〉である▼地震国日本では、地震の脅威から逃れようにも逃れきれない宿命を負っている。沿岸部はそれだけでなく津波の派生を余儀されかねない宿命をも併せ持っている。それがいやなら内陸部へ移り住めばよさそうなものだが、少なくとも津波を理由に移住したという例を寡聞にして聞かない。いかなる不安も海の魅力の前には抗えないのである▼もっとも列島を襲う台風や低気圧、ゲリラ豪雨などの天災には津波に勝るとも劣らぬ?威力を持つ超弩級があって、大規模な被害ともなると津波とそう選ぶところがない。つまり日本という国は、恵まれた自然条件と引き替えに、天災の恐怖と〈共生〉しなければならないのである▼注意しなければならないのは予告なしに突然襲ってくる津波(1933年北海道南西沖地震で発生した津波は奥尻島で約30bを記録)もあることである。既知体験などアテにならないのが天災というものだ。


http://www.tohkaishimpo.com/scripts/column.cgi





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内 容 ニックネーム/日時
初めて投稿します。たまたま目にしましたので、知る限りの情報をお伝えしたいと思います。結論から言いますと東海新報は被災からま逃れました。大船渡湾口を眼下に見下ろす高台に位置してますので、まったく被害はありません。また、世迷言のコラムニストも無事です。
ただ、大船渡の発行エリアが甚大な被害を被り、復旧にはまだまだ長い時間がかかりそうです。実はコラムニストは私の兄であり、創立社はわたしの父です。私は埼玉在住で、いまだに連絡が取れませんが、内陸部にある親戚から安否の確認が取れました。10年来の愛読者とのことでしたので、ついお知らせしたくて投稿いたしました。l
mugen
2011/03/19 18:06
訂正 
大船渡の発行エリアではなく、東海新報の発行エリアに訂正いたします。
mugen
2011/03/19 18:12
mugen様
貴重なコメント有難うございました。
身内の方からの情報なので驚きました。でも東海新報と関係者の皆さんの無事がわかり、ほっとしています。
こちら遠く離れた身で、なにも事情がわからないままに、失礼な文章を掲載してしまい、申し訳なくお詫びします。
なだれ三昧
2011/03/19 19:54
いやいや、私こそ突然に出過ぎたことで失礼いたしました。お蔭様で本日やっと兄と携帯での連絡が取れまして家族全員の無事と健康状態を確認できました。実は私も昭和35年のチリ地震津波の被災者でして、その時は東海新報も海岸の近くにあり被災、悲惨な状況での暗い記憶があります。それでも復旧にかけ社員一丸となり不眠不休で果たした不屈の精神があります。それは今も変わらぬ東海新報の記者魂と共に復活すると確信しております。
なだれ三昧様 これからも東海新報と世迷言の応援ご愛顧よろしくお願いいたします。
mugen
2011/03/20 22:09
mugen様
ご家族の皆さんが無事と確認されて何よりです。
未曾有の災害で、あらゆることが尋常には運ばないとは思いますが、不屈の東海新報魂で乗り切っていただきますよう。
そして、一日も早く、あの新鮮でパンチの効いたコラムを全国に発信できるように、陰ながら応援しています。
なだれ三昧
2011/03/21 01:23
岩手県地方新聞協会加盟社同士の協力体制なのでしょうか胆江日日新聞社が、東海新報の紙面データをpdfファイルにて配布しているのを見つけましたので、お知らせ致します。

東海新報紙面データ
http://www.tanko.co.jp/tokai.html
私も「世迷い言」を読んでます。
2011/03/21 16:43
突然すみません…うちの旦那は東海の社員で、社屋は高台にあり全くの無傷です。津波の翌日からライフラインが寸断された中でも、発電機を使って、号外を発行し、社員がタダで配達も行っています…
その行為を、全国紙や世界のメディアが取材に訪れ、賞賛されていますが、町が壊滅し、広告を出していた企業も無くなり、収入は激減…当然、社員の給料も半分以下になりました…不安は限りありません
東海花子
2011/04/22 00:15

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