「なだれ三昧」の石音メモランダム

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zoom RSS 井山名人の挑戦状・棋聖戦第3局

<<   作成日時 : 2011/02/04 20:05   >>

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ウオーキングで近くの運動公園に行った。
テニスコートのそばを通りかかったとき、ちょうど講師格の人がしゃべっていたので足を止めて聞いていたら・・・・・
「単に飛んできた球を打ち返すだけではダメ。テニスはゲームだ。ゲーム性を考えると、如何にして相手のミスを誘うかが大事だ」

うーん、なになに?囲碁とは少し違うなア。
囲碁なら、正しい応手を正確に打ち返していけばいいと教えるはずだ。
相手のミスをいかに誘うかなど、ハメ手を奨励しているみたいだな。

そう考えていたら、件の講師が続ける。

「相手のミスを誘うには、どのような球を打てば、相手がミスする形になるかということを、憶えておく必要がある。例えば、高くイージーボールを打つと、相手はチャンスボールがきたと力が入り、体勢が崩れる可能性もある。要するに相手の形を崩す対策が・・・・・」

なになに、相手の「形を崩す」?
成程、これなら囲碁と相通ずるものがある。ようやく納得した。

帰り道で、棋聖戦の井山名人の「世紀の名手」について考えてみた。

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175手目に、黒イと打ってから逆転劇が生まれたのだが、その前提に黒△と出て白△とダメを詰めたことを称して、なだれ三昧は「世紀の名手」と名づけたのだが、それはさておき・・・

ネットやテレビでの解説では、右辺の白地を侵食する方法として、黒1の手段が紹介されていた。
すなわち、白2と打てば、黒5のサガリが先手になり、そこで黒Aとエグることができるというもの。

これは、普通の黒Bとスベるヨセに比べて、大きく白地を侵食できるから、解説者は繰り返し、黒1を催促していた。
しかし、七番勝負は解説者の思い通りにはいかないもので、解説や検討室の予想がよく当たる戦いは凡戦だと思う。
(因みに、午後4時の放送開始冒頭に、横田九段が、ここまでは検討室の予想通り進んできたと話していたが、なだれ三昧は見せ場のない進行だなあと思っていた。
井山のタケフのダメヅメの手が出たのは4時10分頃だった。)

黒1の手段は、当然張栩も分かっているはずで、それを超える手段を編み出したのが黒イだった。
黒Aからの侵食を覚悟していた張栩は、意表を衝かれたと思う。

残り時間4分の井山に対し、2時間近くあった張栩の持ち時間があっという間になくなり、秒読みに追い込まれたことでよくわかる。

井山名人は、張栩棋聖の心理面でも形を崩すことに成功したのだと思った。

それと同時に、検討陣、いや碁界に対する挑戦状のようにも感じたといえば大袈裟だろうか。



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