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zoom RSS NHK杯秋山対治勲・これぞプロの手筋の応酬

<<   作成日時 : 2011/02/20 23:03   >>

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秋山次郎八段が、趙治勲25世を中押しで破って準決勝に進出した一局。
中盤のせめぎ合いに入って間もなく、面白い手筋の応酬があった。
画像

右辺の白は治まり形になったが、中央への出口は封鎖された状態。
右上隅の白も、まだ完全ではなく、いじめを受ける余地を残している。

ここで治勲が66手目に打ったのが、白1のノゾキだ。
黒イとツいでくれたら、利かしになるということだろう。

これに対し、秋山は黒2と背後から一間に打った。
聞き手の万波奈穂二段がビックリする。
しかし、解説の山下道吾本因坊は澄ましたものだ。
「白が生きたので、ここを突き抜かれても、黒2子は軽くなっているので差し上げてもいい。むしろ次に、黒ロとトンで、スミの白をいじめをみたり、黒ハにソイツケれば、上方の黒が模様化する」

そういえば、苑田勇一九段の有名な語録に「生きた石の近くは小さい」というのがあった。

実戦も白イ、黒ロとなった。
ここで治勲は、黒ハとマゲて黒の模様化を阻止。
すると、白ニとつける。これは右上隅の白を攻めるための準備工作だろう。
それを察知した白は、ホにツけた。これぞ手筋!というような働いた打ち方だ。
空振りになった黒は、直前の手(ホ)の顔を立てて、「ヘ」にハサミツケる。

このあたりの応酬は、キカシには反発、狙いの意図には巧みにはずす等、見ごたえがあった。
なによりも、一手一手が遠く離れているのが美しい。

局面は黒「ヘ」から、さらに飛び込まれたときに、白に錯覚があり、再び眼形を失った白の大石が、中央に逃げ出すハメになる。
このため黒が、幸便に上辺を大きく囲ったので、形勢は黒に傾き、挽回はできなかった。

161手完。黒中押し勝ち。

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